Q. 初回セッションの進め方について教えてください。A. まずは自己紹介を含めて初回セッションについて、カウンセラーから簡単にご説明いたします。それからセッションに入り、しっかりお話を伺います。具体的には、カウンセリングを受けようと思ったきっかけ、今の状況や気持ちなどをお聞きすることが多いです。最後には、今後どうしていきたいか、セッションでどんなことをすると今の状況が良くなるかを一緒に話し合っていきます。
初回のセッションで、すべてを整理して話していただく必要はありません。まずは、今の気持ちをそのまま話してください。
Q. カウンセリングはどのくらいの頻度で受けるのが良いですか?A. 個々の事情やセッションのテーマによっても変わってきますが、無理のない範囲で利用していただくことが大切だと私は考えています。そのうえで、カウンセリングの効果を実感していただくために、まずは3ヶ月間、2週間に1回のペースをお勧めしています。その後、セッションの進捗を一緒に確認しながら、月1回ペースやスポット利用へと変更していく方が多いです。Q. 話したいことがまとまっていないのですが、大丈夫ですか?A. はじめてカウンセリングを受ける場合は、不安や緊張で、自分の思いや気持ちをうまく言葉にできないことは自然なことだと思います。無理にうまく話そう、まとまった話をしようと思う必要はありません。まずは、セッションの中で、今の気持ちにぴったり合う言葉を探しながらご自身のペースで話してください。Q. カウンセリングでは話を聞いてもらうだけで、アドバイスはもらえないと聞きました。 セッションの中でアドバイスをしてもらうことは可能ですか?A. 基本的には、話を聴く(傾聴する)ことが中心になります。ただ相談の内容によっては、アドバイスや提案をすることもあります。たとえば「気持ちに波があり、仕事に集中できない」といった相談の場合、心理療法で用いるワークを提案させていただくことがあります。また、「父親が認知症かもしれないが、遠くに住んでいるためどうしたらいいか分からない」といった相談の場合は、地域で相談できる機関をご案内する場合もあります。まずは、どのようなアドバイスを求めているのかを含めて、カウンセラーにどういう関わりをして欲しいのかお聞かせください。Q. 海外生活(言葉や文化の違い、人間関係など)について相談できますか?A. はい。東南アジア4ヶ国、北米で約11年の滞在経験があり、現地では在外日本大使館で日本人のメンタルサポートの経験もあります。言葉や文化の違いによるストレス、現地での人間関係による辛さ、また身近に相談できる人がいない孤独感など、日本では経験することがなかったことがあるかもしれません。オンラインカウンセリングは、世界中どこからでもご利用いただけます。1人で抱え込まずに、ご相談ください。Q. コーチングとカウンセリングのどちらを受けようか迷っています。違いを教えてください。A. 両者には共通する部分も、異なる部分もあります。明確に区別することは難しいのですが、私は次のように考えています。共通点としては「対話を通して人をサポートすること」です。また関わり方として、コーチもカウンセラーもサポート役であり、主体はクライアントであるという点です。一方、相違点は目的・方法・セッションを提供する人に分けて考えると分かりやすいかと思います。
【コーチング】
目的:目標達成・自己実現
方法:将来のありたい姿に焦点をあてながら、質問を通してクライアントが自分の中にある答え
を見つけ出せるように関わる。
提供する人:コーチ
【カウンセリング】
目的:精神的・心理的な問題の解決
方法:現在の悩みに影響を与えている過去の出来事にフォーカスし、クライアントが主体的に問
題を解決していけるように関わる。
提供する人:カウンセラー
選ぶ際の注意点として、心理的に不安定さがある時には、未来志向のコーチングを利用することで心理的不安定さが増してしまうことがあります。その際には、カウンセリングの利用をお勧めいたします。